🗞️元記事:[2025年12月23日 南鳥島沖で世界初のレアアース泥採掘試掘へ]より

✏️このブログは、実は知らないままにしていたことを、自分の“知っている”にするためのブログです。一緒にこっそり教養を底上げしていきましょう。
※本記事の掲載内容は、自分の理解のためにやさしく整理したものです。特定の投資や行動をすすめるものではありません。


今回のニュースをやさしい言葉にすると?
- 日本の南鳥島沖、海の深さ約6000メートルの場所でレアアースを含む泥を掘る試掘が計画されているよ。
- 深海からレアアースを実際に取り出す試みは世界でも初めての本格的な段階に入る。
- 資源の安定確保や国の安全保障につながる一方、環境への影響も慎重に調べる必要があるね。
じゃあ丁寧に見ていこう
まず「レアアース」ってなに?
レアアースとは、正式には「希土類元素(きどるいげんそ)」と呼ばれる金属のグループのことだよ。
スマホの振動する部品、電気自動車のモーター、風力発電の装置など、現代の便利な機械の中で重要な役割をしているよ。
名前だけ聞くと「とても珍しい金属」という印象があるけれど、実は地球上にまったく存在しないわけではない。
ただ、広く薄く分布していて、効率よく集められる場所が限られているんだ。
そのため、採掘や精製ができる国が少なく、世界の供給が特定の国に偏りやすいという特徴があるよ。
日本はレアアースをほとんど輸入に頼ってきた国の一つだよ。
過去には輸出規制の影響で手に入りにくくなったこともあり、「自分たちで確保できる道を持つこと」が長年の課題になってきたんだ。
関連キーワードもざっくり整理しよう
今回よく出てくる「EEZ(排他的経済水域)」は、国の沿岸から約200海里までの海域で、その国が資源の利用について優先的な権利を持つ範囲のこと。
南鳥島は日本の領土で、その周りの広い海も日本のEEZに含まれているよ。
「レアアース泥」とは、海底の泥の中にレアアースが多く含まれている堆積物のことだよ。
陸上の鉱山とは違って、深い海の底に広く分布しているため、掘り出すには特別な機械や技術が必要になる。
今回のニュースでは、実際に何が起きたの?
今回発表されたのは、南鳥島沖の深海で実際に掘削機を使い、レアアースを含む泥をくみ上げる試験を行うという計画だよ。
期間は2026年1月から2月にかけてで、深さ6000メートルという非常に厳しい環境で作業ができるかを確かめる。
これまでも調査や試算は行われてきたけれど、実際に深海で掘ってみるのは初めてに近い挑戦になる。
機械が安定して動くか、どれくらいの量を回収できるか、環境への影響はどうかといった点を一つずつ確認していく段階なんだ。
私たちの生活にはどう関わる?
良い影響が出るかもしれないこと
- レアアースの安定供給につながれば、スマホや車など身近な製品を作る産業が安心して続けられる。
- 特定の国への依存を減らすことで、国全体の経済や安全保障のリスクを下げる可能性がある。
気をつけたいところ(悪い影響の面)
- 深海での作業はコストが高く、実用化までに時間とお金がかかる可能性がある。
- 海底の環境や生き物への影響をどう抑えるかは、今後も慎重に調べ続ける必要がある。
つまりは…どう付き合えばいい?
- このニュースは「すぐに大量に使える資源が手に入る」という話ではなく、将来に向けた準備の一歩と考えるとよいよ。
- 便利さと環境への配慮のバランスをどう取るかを、私たちも考えていくことが大切だね。
今日のまとめ
- 日本の南鳥島沖で、深海レアアース泥を掘る試掘が計画されている。
- レアアースは現代の暮らしを支える重要な資源で、供給の偏りが課題になってきた。
- 期待と課題の両方を理解しながら、長い目で見守っていくニュースだよ。
この次もまた一緒に学びましょう!


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