☕️ 支出が怖いと感じる大人へ|お金が苦手でもできるやさしい第一歩

お金が苦手な大人のための、やさしい「支出」の話

支出って、なんだか怖い

みなさん、「支出」という言葉は聞いたことがありますよね。
支出とは、お金が出ていくことです。
これには二つのパターンがあります。

スマホ代や家賃、電気代のように、ほぼ毎月出ていく金額が決まっている固定費。
そして、外食代・洋服代・推し活代など、その月によって金額が変わる変動費。

“お金が出ていく”……ちょっとドキッとする響きですよね。
主に変動費によってカードの引き落とし額も毎月変わります。
明細を薄目でしか見られない…
そんな気持ちになったことがある方もいるのではないでしょうか。

私もそうでした。
大きな声では言えませんが、貯金にしているつもりだったお金(そもそもほとんどないのに…)や、
会社の財形に手をつけてしまったこともあります。

お金にまつわる不安って、想像以上に心にきますよね。
そして、お金と自信は不思議なくらい直結しています。

「もういい大人なのに、お金のことがよくわかっていない」
「毎月なんでこんなにお金がないんだろう」
「自分が何に使っているのかすらよく知らない」

こんな状態は、自信を失わせてしまいます。
でも、いきなり貯めよう!増やそう!なんて考えなくて大丈夫です。
最初の一歩は、自分から出ていっているお金=“支出”の正体を知ること。
これは小さなステップですが、大きな変化につながります。

ゆるく「自分のクセ」を知るだけでいい

「お金、絶対使わない!」なんて無理ですよね。
かといって、逆算して予算をガチガチに立てると、
「え、この金額で1ヶ月過ごすの…?」
「無理無理、もう生きていければいいや…」
と心が折れてしまうこともあります。

だからこそ、まずはゆるく“自分の支出のクセ”を知るところから始めましょう。
私からおすすめしたいのは、たった2つだけのショートステップです。

ステップ1:自分のクセを知る

まずは1日の終わりに、今日使ったお金を記録してみてください。
いわゆる家計簿ですが、できれば紙のスケジュール帳のようなものに書くのがおすすめです。

ポイントは、“何に使ったか”の横に、この支出は自分にとって…

  • ◎:マストだった
  • ◯:まぁ妥当だった
  • △:今となっては贅沢だったかも

という三段階のマークをつけること。
これだけでOKです。
✖️(完全NG)はつけなくて大丈夫です。
責めるための作業ではないので、安心してください。

続けていくと、
「あ、私ってコスメに△が多いんだ。ゆるくなりやすいな」
「これは今思えばいらなかったな」
といった気づきが自然と出てきます。

逆に、
「これは必要だったんだからよし!」
と、自分を肯定してあげることもできます。

そして次の買い物では、
「これはマストかな…?」と一呼吸置ける“考えるクセ”が生まれます。
これだけで支出のコントロール力はじわじわ上がっていきます。

ステップ2:本当に必要なものを知る

二つ目は、“すぐ買わない”という時間の使い方を味方につけることです。
買いたいものがあっても、急用でない限り、
日曜日の夜まで寝かせるというルールを作ってみてください。

ネットでの“とりあえずポチ”は意外に危険で、
気づけば思ってもいない金額が出ていってしまいます。

ただ、気になるものを一旦メモやネット上のお買い物カゴに入れて放置するだけなら誰でもできますよね。
月曜日に買おうと思っていたものでも日曜日になると、
「そこまで欲しくないかも…」と思えることがよくあります。

金曜日や土曜日の外食を振り返りながら買うことで、
勢いの買い物を自然に防ぐことができます。

“買い忘れたら不安だから買っておこう!”という焦りも和らぎます。
とりあえずメモやカゴには入っている安心感があるからです。

自分の傾向を知るだけで、未来は少し軽くなる

自分の傾向を知ること、自分の本当の“欲しい”を知ることは、実はとても簡単ですし、我慢をする必要もありません。
でも、それだけでお金から目をそらさずに、少し顔を上げて過ごせるような気持ちになれます。

「次は貯める方法も知ってみようかな」
そんなふうに思える日がきっと来ます。

最近は「13歳からの〜」「中学生でもわかる〜」といった、やさしい本や漫画もたくさんあります。
漫画だからと侮れません。
知っている単語が増えるだけで、“深く知るための準備運動”としてとても有効です。

お金の専門家を目指さなくても、
せめてお金と対等でいられるくらいの知識は持っていたいものです。

それはきっと、これから“お金とともにワクワクと生きていく”ための確かなキーになってくれるはずです。

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